映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」の感想

若き日のチェ・ゲバラを描いた伝記映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観たので感想を書く。

映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、キューバの革命家チェ・ゲバラの医学生時代を描いた映画で、チェ・ゲバラが友人アルベルト・グラナードと共にバイク「ノートン500(ポデローサ号)」に乗って南アメリカを横断する話しである。

バイク「ノートン500(ポデローサ号)」も直ぐに壊れてしまい、チェ・ゲバラらは徒歩で南米を横断していく。

この南アメリカ横断はチェ・ゲバラが革命に目覚める切っ掛けとなった旅で、チェ・ゲバラはスペインに滅ぼされたインカ帝国に影響を受けたようである。

映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」はある種の伝記映画なので、面白い映画ではないが、南アメリカの旅行した各地のシーンなどの見所は多い。

遊び人の友人アルベルト・グラナードは船で娼婦から、「先住民はカワイルカのことをブフェオと呼び、性器に見立てていた」というエピソードを聞く場面があった。

イルカの性器には媚薬効果があるという噂があり、一時期は乱獲の対象となっていた。それで、現在はイルカは保護対象になっている。娼婦が話していた先住民のエピソードを聞くと、そんな昔からイルカは乱獲されていたのだと、勉強になった。

映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」は南アメリカ横断旅行で終わるのだが、私はその後、映画「チェ・ゲバラ&カストロ」「チェ 28歳の革命/39歳 別れの手紙」を連続してみた。

さすがに、チェ・ゲバラの映画3本を連続して観るのは辛かったが、単なる革命かとしか思って居なかったチェ・ゲバラの印象が変わり、良い勉強になった。