山中亮平が使用した育毛剤は「ミクロゲン・パスタ」

国際ラグビーボード(IRB)は2011年8月11日、ドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応があったとして、ラグビー元日本代表のSO山中亮平(23歳=神戸製鋼)を2011年4月28日から2年間の資格停止とする処分を決定した。

日本ラグビー協会によると、日本代表の強化合宿中だった2011年4月9月に抜き打ちでドーピング検査を行ったところ、山中亮平からステロイド成分を検出。2011年4月28日に山中亮平を暫定資格停止処分としていた。

検出したステロイド成分は、「メチルテストステロン」または「メタンドリオール」だが、ドーピング検査ではとちらかは特定できなかったという。

国際ラグビーボードが2011年7月21日に聴取会を開いたところ、2011年7月21日に山中亮平は「口ひげを伸ばすために育毛剤を使用していた」などと主張した。

国際ラグビーボードは「ドーピング目的ではない」と認定しながらも、「処分の軽減理由にはあたらない」として、2年間の資格停止処分を決定した。

一部報道によると、山中亮平が使用した育毛剤は啓芳堂製薬(株)の育毛剤「ミクロゲン・パスタ」で、成分に「メチルテストステロン」が記載されている。

育毛剤「ミクロゲン・パスタ」は、頭皮以外の体毛を増やすための薬で、処方箋が無くても購入できる市販薬だった。

山中亮平は2011年8月9日付けで、所属していた神戸製鋼コベルコスティーラーズを退部しており、資格停止が解ける2013年4月に復帰を目指す。

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